美穂-251
服を脱ぐ時は、やはり、恥ずかしさがあるのか…クルリと反転して、後ろ姿をさらしながら脱いでいる。
(この"恥じらう女らしさ"が、生涯なくならない事を願いつつ、躾をせねばと想いをつのらせていた…)
服を脱ぎ終わった美穂は、簡単に畳んだ服をどこに置くかを、瞬時に考えると…自分のバックにしまい込んだ…
"服は不要"だから、邪魔にならない場所を選んだのか…それとも、自ら服を隠して、"責められる自分"へと、追い立てたのかもしれない…
服をしまい込んだ…決意をあらたにした動きで、こちらに振り向き、真っ直ぐに私に向かってきた…
「お願いします。」と言い、頭をふかぶかと下げて、一礼をした…縄尻が背中にあるので、また、クルリと反転した。