美穂-252
肉壺からの淫汁を吸い取った麻縄を、よりを戻しながら、引き伸ばしている手つきを、珍しいものを見る様に美穂は、眺めていた。
『先に入り、お湯を張ってくれるかなぁ~』
「はいっ、かしこまりました…お湯が溜まりましたら、お呼びします…」
田嶋は美穂の部屋を、一時出て、自分の部屋から"責め具"の入っているバックを取りに戻り、何を持ってきたかを確かめて、あらためて美穂の部屋に戻った…
部屋のドアを開けると…浴室のドアの床に泣き崩れている美穂がいた…
ドアが開き、私を見た時の美穂の顔には涙が光っていた…
(お湯がいっぱいになり、私に声を掛けたが…私は居ない。一瞬パニックになって泣き崩れていたのか…美穂の気持ちがわかり~)
『大丈夫だぞ…いらぬ心配は、もうするな。美穂は、大丈夫か~』