美穂-266
絵美は切なく悶える美穂を目の前にして、視覚から入る淫らな姿に、さらに自分が同じ姿を見せている…羞恥心から、股間にざわつきを、さらに感じていた。
(蛇の生殺しかぁ~、特に美穂は辛いだろうなぁ~)
田嶋は、そんな事を思いつつも、ひかるの動きに腰をくねらす美穂を眺めて…"ビールが旨いっ"て思いながら、今夜のこの部屋を…どんな方向へ進めるか考えていた。
男は俺ひとりだけ…せめてエレベーターホールで誘ったカップルがくれば、男2人、女が6人で、"1対5"よりは、ましだと…
ドアチャイムがまた鳴ったが、誰も見向きもしない…みんな夢中になって、快楽の壺を濡らすことに集中していた。