美穂-309
『久しぶりに出すぞ…』
この一言に美穂は、言葉に表せ尽くせない安心感…感動や感謝と合わせて、女である事とや…夫の死に際に田嶋さんと出会えた事…
心底…これから一緒に居たい方との"運命的な出会い"を感じていた…
まだ、田嶋の"緊縛師"とか"緊縛moon支配人"などの肩書きや責任などの重さは、美穂にはわからない時の感情であった。
けして鋭い快楽ではないが、アナルからだけではなく、お腹の中…子宮からか、股間全体が具合良くなっていた。
実際には、何も考えてはいられない状態で、縛られて動けない全身が、溶けていく感覚としか言い表せず…
ただただ、呻き、悶え、叫んでいたのだと思う。
(壊された…)
たぶん、気を失ったのだろう…初めての事だが、これしか言葉が思いつかなかった。