美穂-370
ここで脱ぐわけではないが、席を立つことで"ショーツを脱いできます"と言っている事になると意識したら、席を立ったが動けなくなってしまった…
目の前の勇也の"優しい瞳"が、"狩人の瞳"の様に、鋭さを感じて背中にざわつきを覚えた…
「…トイレに行って来ます。。。。」
(間を空けすぎた。今、トイレに向かうのは…"ショーツを脱ぎに行って来ます"と同じ意味だとわかっている。)
こんなに動揺し、心を乱して、うろたえている自分に、ただただ恥ずかしさが募ってしまう。
歩きだした時には、もう麗子は"ショーツを脱ぐ"決心をしていた。
椅子を完全に押し出さずに、躰をS字の様にくねらして動く際に、テーブルの角が麗子のデルタをこすりあげ、洩れる悶え声を呑み込んだ。