美少女-17
大島と一緒にアパートへ着き部屋に通すと、呆れた声をあげられてしまった。
「荷物が少ないと言ってたけど、ベットも机もないんだね~」
『えっ、必要ない物は買わなくて良いと両親からのお祝いを断ったんですよ。お布団もあるし、机もあそこに折り畳んでありますよ‥』
「雅美、あれは‥ちゃぶ台じゃないの~、しかも、レトルト調に黒光って、良い感じじゃないの~」
『父が骨董品が好きで、それこそ無駄に買って来ちゃうんです(笑)、まだ、家にあるから送って、貰いますか‥』
「やだ、私の部屋には、合わないわよ(笑)~」
『これは、中学生になった時に、父がプレゼントしてくれた品なんです。毎日、父が磨いていたので‥今は大切に使ってます(笑)‥』
「良いお父さんね‥大人になると、温かさがわかるでしょう~。別な、お宝を探そうかなぁ~」