美穂-467
『美穂っ、そろそろ、終わりにするぞっ』
「えっ、はい‥」
(まだ、田嶋さんは逝ってないのに‥このまま終わるわけには‥申し訳ないわ~)
美穂は、おもいっきり締め付けながら自ら動き始め、子宮の壁に鬼頭を当て、田嶋を逝かせるために動き続けた。
この美穂の動き方で、"私を逝かせたがっている"美穂の気持ちを理解したが‥
(どうする。美穂には大切な日だ‥私が逝くには腰を美穂に打ちつけるのが、一番速いが‥)
喪服の手間の掛かる着付けを、準備させておき、着付けと化粧に人数を掛ければ‥縄化粧しても‥ここを昼前にでれば、お通夜に間に合うかぁ~と、思い直していた。