美穂-198
やっぱりなぁ…文江は美穂に話し掛けながらも、必要以上に腕や肩に触り…楽しく過ごした昔の事を思い出して、感触をよみがえらせているようだった…
それでは…田嶋は、ひょっとしたら、もうローターは取り出していると思いつつも…試しにスイッチを入れて美穂の顔を見ると…
美穂の眉間にシワが寄り…無言で"だめ"か"いや"と言っている口元を眺め…
『美穂、何か言いたそうだね…どうしたんだい…』
「……」
急に、じっとして俯く美穂の様子を見た文江は、美穂の腕を握りしめて、心配になり…
[美穂、大丈夫っ、笑顔がなくなっちゃったよ…]
「大丈夫よ、文江…心配しないで、なんだか急に…」
わからないのか…静かな場所ならば、美穂の隣で座っているので、ローターの音が聞こえるだろうが…
(わかるまで徐々に強めていくかぁ~)
「……うっ……」
さらに、身を堅くしてしまう美穂を、2人は違った意味で見守っていた。
『文江さん、心配しなくて大丈夫ですよ。親友の文江さんと会って、ひと安心して…無性に躰から…こみ上げるものがあるんじゃないですか…』
それでは…田嶋は、ひょっとしたら、もうローターは取り出していると思いつつも…試しにスイッチを入れて美穂の顔を見ると…
美穂の眉間にシワが寄り…無言で"だめ"か"いや"と言っている口元を眺め…
『美穂、何か言いたそうだね…どうしたんだい…』
「……」
急に、じっとして俯く美穂の様子を見た文江は、美穂の腕を握りしめて、心配になり…
[美穂、大丈夫っ、笑顔がなくなっちゃったよ…]
「大丈夫よ、文江…心配しないで、なんだか急に…」
わからないのか…静かな場所ならば、美穂の隣で座っているので、ローターの音が聞こえるだろうが…
(わかるまで徐々に強めていくかぁ~)
「……うっ……」
さらに、身を堅くしてしまう美穂を、2人は違った意味で見守っていた。
『文江さん、心配しなくて大丈夫ですよ。親友の文江さんと会って、ひと安心して…無性に躰から…こみ上げるものがあるんじゃないですか…』