知子-8
"狂いたい"願望はあるが、恥ずかしさが邪魔をする。
そんな状態に追い込んだ田嶋には、次の仕掛けも考えてあった。
知子に見せてもらった淫具の棚や引き出しを物色し、ローターと電マをベットに置き、ジッとしている知子を見つめた。
『まだ、責められたいか。正直に答えてくれ』
「はい。会長からは、"知子は責められて、感じる躰になる"と言われていて、ならば成ってみたいと思ってます。」
『そんな事を見抜かれているのか~。会長の見立てに狂いがないと言えるのか…』
「…はい。同じバイブでも、普通につかわれた時と手錠やベルトで拘束された時の感じ方が違ってました…潮吹きは拘束された時にしかしないから、間違いないと思います。」
『それは、知子が感じる事を望んでいるから、"潮吹き"をする状態に躰が変化したんだろうな~』