美穂-329
不安の色合いは、消えていないが、札幌市にいる事、旦那さんはこちらで交通事故でなくなり、仮葬儀を済ませたなど…
横に座る田嶋の手を握りながら、正直に状況を説明し終わる時には、涙目になっていた。
「何にもかもなくなるなんて、酷いわ~」
しばらくは、泣き出す美穂を抱き寄せて、背中をさすっている田嶋も驚いて、言葉が出なかった。
『美穂が、焼け死ななくて良かった。昨夜の訃報は、旦那さんからの罪滅ぼしの連絡だったのかもしれないな…。生まれ替わるチャンスとしては、旦那さんと離婚よりは美穂が汚れずにすんだっと思ってれば良い!』
「確かにアパートに帰っていたら…ぞっとします。でも、洋服やら何もかもなくなっちい、明日から住む処もないんですよ。」
泣きながらも、乳首は…不思議と堅く立ったままでいる…その乳首を触らずにはいられずに、こねながら…