美穂-335
「はい…では、遠慮なく使わせて下さい。冠婚葬祭用に、黒靴とネックレスのセットを以前から欲しかったので、買わせて下さい。必ず、働いて返しますから…」
『そんな泣きそうな顔をするなっ。葬儀だが、美穂には…新しい船出とも言えるのだから、少し値が張っても私からのプレゼントとしてあげる。』
宝石の輝きも素敵だが、明日は葬儀であるから、黒真珠のちょっと小粒だが細身の美穂の首に似合っていたので迷わず買っていた。
黒靴を買い揃えるのも直ぐに終わったが、"靴を選ぶ"と言う事ではなく…立ったり座ったりで、股縄からの快楽を高める刺激に耐えられず、一つ履き異常がないから決めていたのが隠された理由であった。
下着も必要だが、喪服の中は素肌に縄が掛かっているため試着もせずに、黒系のいつものメーカーで上下を揃えて買い求めた。