美穂-476
何故か、亡くなった旦那の妹が美穂とよく話をしていて、ただならぬ空気を、追い払っていた。
[お姉さんは、兄が死んでも私のお姉さんで、いてくれますか‥お願いします。]
「はい、幸子さんだから構わないわよ」
『私も、可愛い姪っ子が増えるから、仲間に入れて貰えるかな~』
「幸子さんの今夜の宿はどちらなのかしら?」
[まだ予約してないわ。実家には、泊まりたくないし、もう少し親戚も来ていて、一緒に泊まろうと思ってたの‥]
『良ければ、私の新宿の処を2人で使いなさい。私は、仕事部屋が有りますから、2人で自由に使いなさい~』
田嶋は、一方的に決めてしまい、明日の迎えに来る時間など簡単に美穂に伝えて、また仕事部屋(緊縛moon)に向かってしまった。