美穂-483
部屋の中をノロノロ歩く美穂を、後ろから眺めながら幸子は薄笑いをしながら、ついて行く。
美穂は、リビングを椅子や壁に手を掛けながら、真っ直ぐに和室に向かいながら、幸子がどんな事をしてくれるのか‥密かに期待を込めて導いた。
もう美穂は我慢せずに、股間を締め上げる股縄の食い込みを楽しみながら、これから和室を見せた後の事に、期待を寄せていた。
「こちらへ、どうぞ‥お入り下さい」
襖を開けて、美穂は幸子を和室に先に、入るように、促した。
[えっ、何っ、これは‥凄い数の縄だわ~]
壁に沿って垂れ下がる麻縄を触りに向かい、麻縄を手にして‥ひとりで納得した様に、薄ら笑いを浮かべて、美穂を見た。
[どんな縛られかたをしているか、見たいわ~。喪服を脱いで、見せてくれるかしら‥]