最初の奴隷-3
奴隷がトイレに入っている間に、携帯にメモした責めのストーリーの再確認をする。
相手は百戦錬磨のM女…こちらは、初めて調教する初心者。
こちらの方が緊張しているのは間違いない。
返事をする時に「はい、ご主人様…」って言われた時に、周りの人に聞かれた?はずだ。
さらに、緊張が増して、頭が真っ白になってしまい…
落ち着くために、携帯の責めストーリーを読み直した。
落ち着きを取り戻した時、奴隷が目の前に戻ってきた。
『ローターのスイッチは…』
「はい、こちらです。」と言いながら、羽織ってるカーディガンの左腰の処をめくった。
『電源はONか?』
「いいえ、ご主人様に入れて頂きたくてOFFです。」
『ならば、今ここで弱に入れろ。』
「…うっ」
『どうした?』
「スイッチを回し過ぎて、強になった刺激に驚いただけです。」
『止めたのか?』
「いいえ、止めてません。弱で動いてます。」
おしゃべりな女が話もせずに、煙草を吸い出した。
指先が震えるためか手を合わせている。
目の前にいる儂にはローターの音が聞こえてくる。
奴隷は、ローターの振動に翻弄されて、振動に集中している…
顔が刺激に負けないために力んできた。
つづく