美穂-336
長く掛からないつもりでいた美穂も、たった1時間の買い物で両手に荷物があふれ、顔は満足した微笑みであふれていた。
躰は、買い物でよく動いたために、いつの間にか内股がヒクヒクと、断続的に蠢いていた。
(焼け出された美穂…最初の買い物に田嶋さんと一緒に居る。何時までも続いて欲しい…こんな願いが躰を敏感にしているとは、美穂は気づいていなかった。)
田嶋の携帯が鳴った…警備の麻由美からで、緊縛moonの送迎車の手配ができ、順調ならばエミさんが伊勢丹に着くはずだと連絡があった。
麻由美の連絡が切れると、続けてエミからの連絡が入った。
無事、両手にいっぱいの荷物を車に乗せ長くは利用出来ない車なので、このまま田嶋の部屋に荷物を運び込むためにどこにも寄らずに、マンションに向かった。