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美穂-2

まだ、4月だというのに、夏のように暑い。

こういう日が困るのだ。

暑いといって真夏の格好というわけにはいかないので、美穂は薄いブラウスの上にジャケットと丈の短いプリーツスカートという格好だ。

夕方の電車は、朝ほどではないが、そこそこ混んでいた。やはり電車に冷房はきいてない。

まだ4月だ。

当然と言えば当然だが、美穂は暑いのが苦手だった。

ジャケットを脱ぐと場違いなほどの薄着なので、しばらくは我慢したが、額に汗がにじみ胸元にも汗が感じられる。

しょうがない、美穂はジャケットを脱いで左手で抱えた。

薄いブラウスは汗で身体に密着し、美穂の下着をあらわにしていたが、美穂はそれに気づかない。

156cmと小柄だが、スリーサイズは86cm、61cm、88cmの美穂は、いつも好色な男達の視線を浴びる。

ジャケットを取ったことで、他の人に比べ、ことさら露出が多くなってしまった今は、普段にも増して露骨な視線が周囲の男達から浴びせられた。

美穂は先程から自分のお尻に、何かが押しつけられているのを感じていた。

その押しつけられたものは徐々に硬く大きくなっていく。

そして、微妙な動きでこすりつけて、硬さを増していく。

美穂の豊かな丸みを見せる美しい尻肉に押しつけられたものが、みなぎり始めた男性のものであることは、いうまでもない。

しばらくすると美穂の背後に立つ男は、自分のものと美穂の尻肉の間に手を入れてきた。

不覚にも大きくなった自分のものが直接、美穂の尻肉にあたるのを避けるように手で押さえたようにも思えるが、たぶん、そうじゃないだろうことを美穂は経験で知っていた。

案の定、手はゆっくりと動き出し、いつのまにか手のひら側が当てられ、だんだんと美穂のお尻の感触を確かめるようなさわり方になってきた。

美穂は何故か抵抗らしい抵抗もしなかった。

アナルに指を入れられたあの日以来、美穂は背徳的な刺激を求めるようになっていたのかもしれない。

しかも、1週間前には淫毛を全てご主人様の手で剃られ、「毎日のツルツルの状態維持」と、オナニー禁止の命令がでていた。

1年前、普通の彼氏だったのが、今はご主人様であった。

一緒のお風呂で盛り上がり、エロなTV内容を真似して、逝かされていた。

今夜は、しっかりとした緊縛のSMが流れている。


つづく

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☆性別:優しさもそなえるS男
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