美少女-7
『先輩、シャワーありがとうございました。気持ちが落ちつきました。』
できるだけ、笑顔を作り‥これ以上心配を掛けましとした。
「大変だったわね。良かったら、相談相手になるわよ‥今朝はどうしたの‥」
雅美は、上京してからのことを先輩に少しずつ話した。大学のこと、田舎のこと、父母のこと。そして、4月4日が誕生日で‥この日から毎日、車両を変えても、乗る時間を早めても、痴漢される事を話した。
痴漢の顔は見たことがないが、躰を這う手の感触は同じであったことを話した。
最初は、1人だったが、4月中旬頃からは‥2人になることもあった。