美穂-458
緊縛moonのモニタリングルームから、各部屋の調教状況を見る日課の田嶋としては、思ってもみない事を眼にした時に、今度これをやろうと、いくつかを記憶していた。
今のこの姿は、記憶の場面をアレンジした物であった。
その記憶には、立ちバックからファックしているのは同じだが‥首輪とリードで縛りはなしが定番だった。
まれに鼻枷に口枷をし、乳首にチェーンクリップもあった。
腕は縛らずに、乳房の上下を縛る奴もいた‥
凧糸で両乳首を縛り、肩こしに首の後ろで結び、さらに主の手で引き戻す。
凧糸を引くと奴隷の方から、肉棒へ躰を預ける調教であった。
見ているより、試したくなる調教として覚えていた。
田嶋は、歩く都度、抜ける肉棒を美穂を引き戻しながら、こんな場面を思い出して、笑っていた。
しばらく歩くと美穂を押しても前に歩かなくなった‥歩けなくなったが正しい言い方だった。
座り込みそうになる美穂の躰を引き上げて、締め付けを楽しんでいた。
つづく
