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茉莉-63

茉莉はベットに横たわり、すぐ隣で喘ぎ疲れて眠っている志保に大きな毛布をそっと掛け、自分にも掛けて、目を閉じた。


『エミはここに来て1週間だが、慣れたか』


「まだまだ、驚く事が多いですが、気持ちは穏やかです」


『志保は、次のステージに向けて体調を整えておきなさい』


「はい、声を掛けて頂きありがとうございます。次のステージは安心してご覧頂けるように、鍛錬を積んでおきたいと思います。事前の調教を宜しくお願いします」


3人の会話は聞き流している茉莉だが、従業員とマネージャーの関係ぐらいにしては、ちょっと意味合いが違うとは思っていた。

田嶋は2人と会話をしながら、放心状態の茉莉だけを見つめていてくれた。

ファザコンではないが、田嶋の腕に抱きしめられたり、あの手で麻縄を掛けられる日が来る予感がしていた…しかも、田島ならばと望んでいる自分がいる…

そんな自分の思いに反応して、乳房がざわつきだし、乳首も硬く突き出していた。

さっきまでの志保との名残と、田嶋への思いが重なり、乳房をこねたのがきっかけになり、静かな部屋にあえぎ声が満ちてきた。


田嶋は、いろいろな部屋のモニターを前にして視ていたが、この時間に人がいるのは茉莉の他に2部屋だけである。

現役の会長と引退した都議の70代の年齢だが、若く見える2人が、それぞれ専属契約をした女を抱いていた。

他の女は、今夜のステージのために、エステやジムで汗を流したり、準備にとりかかっている時間帯であった。

男と絡んでいる2人も手慣れた動きで喘いでみたり、熱心に肉棒へ奉仕をし続けたりで、恙無く男達を満足させていた。


田島は、茉莉の部屋の音量を上げて悶えている姿と声をモニターに身を寄せて、さらにアップにしたり、角度の違うカメラに切り替えたりして、聞いていた。

高倉に仕込まれていたと言えども、天性な色気と胴長だが日本人的な艶があり、着物や浴衣が似合う気がして、調教師の腕の見せどころと…それにしても、闘士を湧かせる声だと感心していた。

視られてるとは、まったく思っていない茉莉は、クリトリスをじらしつつ触っていたが、我慢しきれなくなり徐々に動かす指のスピードが早くなりだした。


「ああっ、逝きたいゎ…きて、きて…たじ…さん…きて、あうっいいいっくぅ…はっはっはっっ…」


つづく

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