縄好き

(今夜までは、美穂は…少しだけ変態な刺激に快感を得ていたＯＬだが、明日からは、その変態な性癖にハードな調教で磨きをかけて、この世界で名を上げることになる…)

美穂の調教ショーがしばらく先にかならずあるが、それまでは最終ステージなので、縄をなめしたり、エミ(香奈)専用の責め具を点検したりと、ステージ向けに逸る気持ちを落ち着かせていた。

田嶋のこれからの予定は、「調教ショーの演出」と「会員の反応」をチェックする事…その後調教ショーの調教師を部屋に呼び、ビデオを見ながら誉めてやりつつも、直すべき処を指摘する。

当面、美穂の調教のために高倉とエミには、顔を隠したショーをする様に伝えてある。

会員のほとんどは、お忍びで独りで来るのが常であるが、たまに接待に使う会員もいる。

特別な演出が必要であれば行うし、ハプニングを装い即興の仕込みを仕掛けて、接待客を盛り立てる事など容易い事であった。

まもなくショーが始まる…美穂の仕度をするために、麻縄の入った鞄を持ち、部屋に入る。


全裸の女体が、２つ…シーツのみが掛けられて、息づきだけで肩が動く様子を間近で見下ろしていると…