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美穂-68

しかし…負ければ、辱めを受けながらの責めが待って、この羞恥心から、根比べで愛撫合戦になる。

大輝は心のなかで、そろそろ、持ち時間の半分になるので、決着をつける時になったなぁ~と、呟いていた。

大輝は、二頭ディルドーを志保の肉壺へ先に埋め込み、クリトリスに媚薬を指でこっそり塗りながら、奥深く子宮の入り口でこねくり回した。

(大輝様…志保を先に逝かせたいのね。今夜も志保へのバラ鞭も強いし、ディルドーのこね回しかただって、的確すぎるわ)

「ああぁぁ~ぁぁん」

『志保、いつになくだらしがないぞ。新人の美穂に先に狂わされ、静香にも負ければ、リーダーの特権を剥奪されてしまうかもしれないぞ』

「はい、静香には負けません…ぁんっああ…」

(ひどいわ、最近はえこひいきで、静香ばかりを勝たせている…新人が居る今日は特にだわ…)


静香の腰も引き寄せて、志保がくわえて離さないディルドーの逆の頭を埋め込ませていく。

ディルドーが外れる事を恐れるのではなく、どちらかが逝かされ続けて、誰の目にも敗者がわかるために、2人の腰縄どおしを結んでしまい、ディルドーが外れる事がないようにしてしまう。


「四つん這い」の姿で、密着させられただけで、静香も逝きたくはなるが、志保へのライバル心から、気を引き締め直していた。

観客席で観ている会員も、この様子を見逃すはずもなく、各ボックスを担当する隣に座る女との会話や悪戯を止めていた。

いつのまにか、場内に流れている音楽も止まっていて、ステージからの音を拾うマイクがオンになって、肌と肌のぶつかり合う音や腰をこねる時に発する麻縄の軋む音や、肉壺とディルドーから生まれるヌメリを想像させる音を拾っていた。

会員が、志保の乱れる姿のファンが多いのを知っている大輝としては、ファンサービスとして「志保を負かせる」役回りに徹していた。

久しぶりに入る新人がボックスで観ている今夜は、何が何でも負けたくない志保の気持ちを利用して…いつも以上に盛り上げて責め落とし、志保の自尊心とリーダーから白黒ショー向けの女に突き落とすと決めていた。

一方で次のステージの白黒ショーの準備が始まるが、単純な白黒ショーではなく、「花電車」の演出の1コマとして、これも人気があり、これを観たいがために、全てのボックスが埋まるのも、この頃からで、いつもより若干早かった。

つづく

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