最初の奴隷-27
寝ている。
横たわる裸体に羽毛ふとんをそっと掛け、シャワーしながら真由美の様子を思い返す。
これで、最後になるのかもと感じとった。
ビールを呑みながらアダルトテレビを見て時間を潰す。
3本目を呑んでいる時に、真由美が儂を見ているのに気がついた。
起き上がらない。
逝き疲れのダルい姿を、遠慮せずにさらしている。
横たわる裸体に羽毛ふとんをそっと掛け、シャワーしながら真由美の様子を思い返す。
これで、最後になるのかもと感じとった。
ビールを呑みながらアダルトテレビを見て時間を潰す。
3本目を呑んでいる時に、真由美が儂を見ているのに気がついた。
起き上がらない。
逝き疲れのダルい姿を、遠慮せずにさらしている。
話しがあるとベットに手招きされ、ふとんに潜り込む。
来週に、「子宮ガン摘出」後の検査入院をすると言う。
体調が悪いのではなく、気が重いと言うが、転移を心配してないわけがないので、『大変だが頑張れ』と伝えるだけで無言になる。
何故か、ノーマルなSEXをしてしまった。
検査の退院後に連絡を貰う約束で別れたが、1ヵ月過ぎてもメールはない。
簡単に『元気か?』とメールするが、返事はない。
3ヵ月後のメールは使われていないアドレスの返信が、無情にも直ぐに帰ってきた。
昼間、電話もした。
「現在、使われていない」と真由美ではない女性のメッセージが流れていた。
真由美に出会った「9mail」にしばらく投稿するが、連絡は真由美以外の女からだけだ。
『死んだんだ』
儂には、わかる。
死ぬ前に、「一花咲かせた」のだろう。
少しでも、生前供養に役立てたならば、幸いと…
『思い出の棚』へ真由美を、しまい冥福を祈った。
終わり
来週に、「子宮ガン摘出」後の検査入院をすると言う。
体調が悪いのではなく、気が重いと言うが、転移を心配してないわけがないので、『大変だが頑張れ』と伝えるだけで無言になる。
何故か、ノーマルなSEXをしてしまった。
検査の退院後に連絡を貰う約束で別れたが、1ヵ月過ぎてもメールはない。
簡単に『元気か?』とメールするが、返事はない。
3ヵ月後のメールは使われていないアドレスの返信が、無情にも直ぐに帰ってきた。
昼間、電話もした。
「現在、使われていない」と真由美ではない女性のメッセージが流れていた。
真由美に出会った「9mail」にしばらく投稿するが、連絡は真由美以外の女からだけだ。
『死んだんだ』
儂には、わかる。
死ぬ前に、「一花咲かせた」のだろう。
少しでも、生前供養に役立てたならば、幸いと…
『思い出の棚』へ真由美を、しまい冥福を祈った。
終わり