美穂-228
ひとりは背の高いモデルにスカウトを受けそうな麗子とテニスプレイヤーの伊達に似ている亜弥であった。
平日の午後…斎場内も落ち着いた時間であり、世間話のネタも切れ、客の動きを見ているしかない。
奥のテーブルに1人増えた…オーダーを聞きに行く順番を決めていたが、それぞれ10組づつこなしたので…押し付けあっていた。
数ヶ月遅く生まれた亜弥が、聞きに行くことになり、水とおしぼりを持ってテーブルに向かった。
(女性2人とテーブルに居る田嶋に興味があり、眺め、"精悍""クール""俳優"とイメージを重ねた)
一方、田嶋も躰は小作りだが胸は大きく、愛くるしく動く瞳に…好印象を持ち、美穂の妹の様な親近感を持った。
『美穂』
「はい、私には、紅茶を下さい」