最初の奴隷-5
真由美の過去の調教には、必ず麻縄が躰のどこかを拘束していたと聞く。
部屋の中には、鉄パイプを組み合わせた吊り用の枠組みまである。
理由もわからず組み上げる時には、手伝いまでしていた。
その部屋で繰り広げられた調教三昧に真由美は耐えている。
日によっては拘束されたまま、股間にバイブを固定し放置され、電池が切れるまで逝き続け、意識がなくなる。
起こされる時は、鞭の痛みか、乳房に刺さる針の痛みと決まっていた。
やがて、痛みを快感に思えるのに、さしたる期間もなく到達した。
この話を電話で聞き出し、儂の股間が堅く凝っているのが忘れられない。
単に女を虐めたいとこの時に初めて思ったのを思い出す。
躰を責めると女は感じると、誤解もしてしまった。
目の前の真由美が、口を開けたり、強く下唇を噛みしめて
「ご主人様、ここで逝きそうです。逝かせて下さい。」
『スイッチを切れ。』
「…はい、ご主人様、刺激して頂き、ありがとうございました。」