美穂-190
『正直に言えば、逝かせてあげるかも…』
「うっ…もう、意地悪しないで…ぁあんっ…下さい。ローターが落ちない様にするには、と考えて…うっ…股縄を掛けてきました…」
『自縛してたとは、大胆だな~今、ここで見せてごらん…』
「駄目です…スチュワーデスに視られちゃいます…」
『顔見知りになれば良いでしょう…今呼ぶから、待ってなさい…』
「呼んじゃ駄目です…」
[お待たせしました。どうされましたか…]
"望月ひかる"…スチュワーデス歴が10年になるベテランで、この機のチームを勤めている…
実は、搭乗券の手配をひかるに頼んでいた…田嶋が便乗するとわかり、担当を変わって貰い…知り合いの関係を伏せて、声を掛けてきた…
『連れが、お腹が痛いって言うもんでね…』
[毛布を出しますから…スカートを脱いでお待ち下さい…]
「えっ…どうしてっ…何故なのっ…」
頭の中が真っ白になっている顔の美穂を見て…田嶋は内心ほくそ笑んでいた…