縄好き

『茉莉、腕を上げて、頭の後ろで組み合わせ、脚は少し開いてなさい』


(私が縛られる３人目の人だわ…元彼、真希さま、そして田嶋さん…すぐに田嶋さまと思ってしまうのかも…)


鏡の中に映る全裸のおんな…こんなに美しくしとやかな躰が、責められて厭らしく悶える時を待っている様に思えていた。

麻縄で乳房が飛び出す様に縛られた後、突き出す乳首が何時になく大きく見え、麻縄が触れる度に股間がざわつく…


胸縄の縄が背中から、お尻の谷間に回され、淫部を割開き前にきて、腰骨の上でベルトをしている様に腰縄が施されていく。

程よい拘束感に、うっとりしていると、真っ赤な首輪をされてしまった…


(これで、貴方の「奴隷」ってことなのね…全裸に麻縄と首輪姿…鏡の向こうのじっとしている女…素敵な姿だと思ってしまう)


『ドレッサーに赤チャイナ服がある。サイズの合うのを選んで着なさい。』


『しばらくしたら志保が迎えにくるから…』


胸まわりが、少しキツいが、慣れればそれほどでもないと最初に着たチャイナ服にした…