縄好き

(駄目だわ…いつもはここで、こんなに感じていないのに、子宮の中まで動いているわ…静香にまけちゃうわ)

大輝より簡単に説明が場内に告げられた。


『ベットの上で、逝かせあう２人の姿をごゆっくりご覧ください。より感じてしまった女には、躾の理解が足らなかった事で、特別な躾の様子をご覧頂きます。勝敗は皆様の投票で決まります。後ほど合図をしますのでお手元のスイッチで投票をお願いします』


２人は、ベットに上がり、お互いの手を取り合い、相手からの愛撫を防ぎながら、愛撫を始めた。

大輝の役割は、形勢の悪い方へ援護する形で、バラ鞭を有利な女へ振り下ろす。

もちろん、ベビードールなしの股縄姿になりながらの、甘く切ないレズビィアンショーとは、一味違っていた。

観客としても、勝敗が直ぐにつく事は望んでいないし、悶え声とバラ鞭の女体を打ち抜く音に打たれた女の声が、独特なムードを作る世界に浸りはじめていた。

田嶋は、順調にステージが進む中で、ショーの始まる前に志保に連れて来られ、首輪のチェーンをテーブルに繋がれている最前列の端の茉莉のいるボックスへ向かった。

ボックスに行くと、真っ赤なチャイナ服に真っ赤な首輪をし、首輪のチェーンを後頭部の上のフックに繋がれた茉莉が、席から立てなくされていた。