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平塚の奴隷-4

前に座っていれば、多少は身を隠している気にさせられるが、横に居ることで隠れられなくなる。

しかし、あてがはずれた。店に入った時には、けっこう客がいたのが…


私達の周りのテーブルは見事に空席だらけで、拍子抜けであった。
(これだから、大胆になり、明美もオナニーをする気になったのかぁ~)


『明美、スイッチ切っていいぞ』


「えっ、逝くの見ないんですか~」


『今は、いい』


明美は、眼を潤ませてスイッチを切るが、ローターの刺激に未練は残っているようだ。

私の手は明美の太ももに置いたままであるが、明美が手のひらを上に重ねてきたのには驚き、顔を見てしまう。

何かを、訴えている顔つきに、思えてしまう。

(やっぱり、逝きたがっている顔だ、少し、じらしてからにしようと決めた)


『明美は、セックスの時に、何度となく逝きたい方だろ』


何も、答えないが、少し頷いた。


『彼氏はそれを知ってるか』


今度は、はっきりと首を振る。そして、はっきりと私の手を掴み服の上だが、股間のローターの上へと引き寄せた。


『彼氏とのセックスは、満足しているのか』


「セックスをしていない状態から、セックスができる様になっただけは満足しているわ。物足りなさが、また、逢いたくさせていると、思っているけど…」


『明美は彼氏の事をどう思っている』


「最初は友人、次はセックスフレンド、今は彼氏だけど、この先は、わからないわ」


『結婚は考えてないのか』


「離婚したばかりで世間体には無理だけど、将来的には誰かと一緒に成りたいわ」


この時に、女性の性欲の潜在的な深さや強さの様なものを感じて、SMの世界に定義はないし、2人の気持ちを合わせた世界を楽しむ気持ちになれた。

もちろん、緊縛をベースに責めて、『虐める快感』と「虐められる快感」を追求するつもりでいた。

明美が私の求める緊縛好きかは、まだ未知数だが、試す価値はある。


私の逢った今の印象は、SMに興味があるのは間違いないだろうが、子供を亡くしたショックから立ち直れなくて、もがいているだけでは生ける屍と思うようになり、「男漁り」に活路を求めている女の様に感じていた。


つづく

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 女体の逝き様ややわ肌の
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☆性別:優しさもそなえるS男
☆所在地:東京
☆趣味:スポーツ観戦
☆年齢:半世紀+αを生きている
☆願望:晩年を共に歩むMな
    女性を探索中
☆近況:福島の赴任先から
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