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美穂-13

少しだけ、指で淫部を触ってみる。
(うそ!熱い)

指を深く入れてみる。
(どうしよう、やだ、濡れてる)

ゆっくり、動かしてみる。
(だめ、感じる)

手を止めた。
(止めよう、見られたら困るもの)
(でも…もっと、感じたい)

少しだけバッグで大腿部を隠した。
(大丈夫、気づかれない)

自分でもびっくりするくらい感じて、思わず、声が出そうになる。必死に声を殺そうと努力したが、出ていたかもしれない。

その時、すぐ後ろで席を立つ音がした。
(見られた?)

美穂はあわててスカートを下ろし、椅子に深く座りなおした。

その人は美穂のすぐ後ろの列で通路をはさんだ反対側に席を移動したように見えた。
(ただの移動?見られたかも…)

自分を覗くなら、すぐ後ろの席よりは、通路を挟んで斜め後ろの席のほうが見やすい。

そう思うと、貴世子は恥ずかしさでいたたまれなくなった。

慌てて席を離れて館外に出ようとしたそのとき、美穂はちらっと後ろの人を見た。

暗くてよくはわからなかったが、足が白かった。
(女性?)

はっきりと確認はできなかったが、美穂はとりあえず外に出て、館内トイレに駆け込んだ。
誰かが後を追ってきたかどうかわからない。美穂はしばらく外の様子に気を配った。

後ろの席は女性だったような気もするが、それもはっきりしない。もし、男性で、後を追って来ていたとしたら…、そう考えるとすぐにはトイレから出られない。

困ったが、トイレでじっとしてるのも変だ。美穂はとりあえず鏡に向かった。

頬が赤い、耳まで真っ赤だ。美穂が軽くメークを直し始めたところに、人が入ってきた。

別にどうってことはない。女性がトイレにきただけのことなのだが、美穂はそれだけで胸がどきどきしてしまい、慌ててトイレを出ようとした時に真希に腕を掴まれた事を、そして弄ばれ、突かれた事をはっきり思い出して、また、濡れだしていた。

今、鮮明に思い出した昨日の映画館の驚きの中での快楽を、空いている電車に座り、揺れがバイブに思えてきて、濡らしているのが分かる。
もう真希様から離れられない。ちょっとした偶然の悪戯で、今日が最後かもしれないけど、美穂の気持ちを伝えなければ終われない。

どんなに辱めを受けようが、真希様が喜んでいるなら、かまわない。

今更、淫乱な性を隠してもしょうがないし…

つづく

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☆性別:優しさもそなえるS男
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    女性を探索中
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