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茉莉-8


『電車の中で、見てたのよ。あなた、痴漢されてたでしょう~』


(やだ、あの電車の中での痴漢に逝かされたところを、見られてたの?)


茉莉は、恥ずかしさがさらに、こみあげてきた。悪い事をしてたこを、とがめられている子供のように、ただ黙った。


『けっこう、感じてたみたいよね。好きなの? そしたら、今度は映画館に行って、オナニー始めるし…、こっちがびっくりしちゃった。そういう人って本当にいるんだぁ~。AVの中だけの話だと思ってた。好きなんだねぇ~』


茉莉は、顔を上げて、運転手のほうをチラッと見た。

聞かれてるっていうか、聞こえないはずがない。もうぜったいに顔を上げられない。

茉莉は、さらにうつむいて固まってしまった。


『あっ、その先でとめて。』


真希は、タクシーを止めた。真希に続いて茉莉も降りようと、体を折り曲げ車から出ようとした時、開いたドアの内側に立っていた真希は右足のひざを茉莉のおなかにもってきて茉莉の腰を抱えた。


『サービスよっ』


と言うと、真希はまた茉莉のスカートをまくった。真っ白で豊かな双丘が運転手の目の前にあらわになった。

「やっあぁ…」

なぜか、もう茉莉は真希にあらがえなくなっていた。

(もし、ここで、その豊かな双丘を押し広げて覗き込まれたら、十分に潤った茉莉の淫部を見られてしまう。股間がザワザワしているから、こんなことを思ってしまうのね…)

ご主人様には意識しなくては、淫乱なモードになれなかったのが、真希に対しては、急激だけれども、安心して淫乱になっていた。

タクシーを降りると、そこは普通の住宅街だった。

人通りはない。

真希は、茉莉の腰に手を回したが、今度は茉莉も両手で真希にしがみついていた。

ノーパンだという意識だけで、茉莉は昂ぶり、心臓がはりさけそうで、息が苦しく、足元がふらついてうまく歩けない。

真希は茉莉のスカートをまくりお尻のほうから茉莉の淫部に指を入れてきた。


「いああ~っ」


茉莉は小さくあえいだ。

人通りはないとはいえ、公道でお尻を晒し、淫部に指を入れられている。

そのことでますます、茉莉は濡れ、歩くたびに音がするほどだ。

真希は閑静な住宅街にふつりあいな一見、ラブホテルのような建物に茉莉を引き込んだ。

茉莉はエレベーターホールまでの10数メートルが歩けないくらいで、最後は真希に抱きかかえられるようにして建物に入った。

エレベータの中でも、茉莉は真希にしがみついていた。

つづく

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