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由梨-010

無段階の電マのスイッチを、少しずつ強めて、その都度、膝から股間に向かって内腿を撫ぜあげる。

我慢しているのか、声を出せない位に切迫してきたのか、身体だけがヒクヒクしている。

これまでとは、まったく違うのが、顔が斜めになったままで、腰を動かしている。


「ぃやっ・・本郷さん・・もうだめっ・・ああっ・・・変なのですっ」


『色ぽい肌の色してますよ~』


ほどよく汗をかきつつ、肌は桃色に変色して、牝の匂いも強くなってきた。


「私の身体は・・・どうなってしまうの~ああああっ・・・ううぐっ・・・」


由梨は大波のように高ぶる快楽に唇を震わせ、腰をガタつかせた。今までの酔ったような気持ち良さを超えて、息苦しいほどの快感がわき上がってきた。ジリジリと絶頂へと追いやられていく。


(ああっ、私の身体は・・・どうなってしまたっの・・・こ、このままではっ・・)


電マは、休むことなくリズミカルに由梨を追い込んでいた。


「ううん・・うんっ・・だめっ・・ゆるして・・もう、もうっ・・ああっ・・・いあああっ」


由梨は、絶頂感にのどから声をふりしぼった。

電マを喰わえている淫肉の脇からは、潮吹きをしたしずくが、椅子を濡らしていた。

快楽に翻弄され、発作で腰をガクガクと揺すっている。

『やっと、本気で逝きましたね。これからは、この逝き姿まできてから、逝くのを目指して、みましょう。』


痙攣しながらも、本郷の言葉は、まだ聞き取ることができ、由梨としても生まれ変わるには、素敵な女の身体になりたいと、望んでいた。

また、媚薬入りポカリのボトルの口が由梨の口にあてがうと、ごくごく音をたてて飲んでいく。

一旦は、止めていた電マのスイッチを入れ、また内股を擦り上げては、スイッチを強めていった。

由梨の身体は、快楽のリズムを覚えてしまい、野太い声をふりしぼるのにも、時間はさほど必要なくなった。


「ううん・・うんっ・・だめっ・・ゆるして・・もう、もうっ・・ああっ・・・いあああっ」


何度逝ったかは数えてなかったが、三時間も逝かせ続けたのは確かだ。しばらく、休ませるために、すべての麻縄を身体からとり、ベットによこたわらせた。

抱き上げてベットに横にするまで、由梨の身体からの匂いを嗅ぐことになったが、全身からなのか、ほのかに甘い鼻腔に心地よい香りであった。

かなり感じたらしく、抱きしめている間に、断続的に股間が痙攣している。横たえた後しばらく見ている間は、治っていた。

ためしに、下腹を摩り股間を刺激してみると、止まっていた痙攣が始まってきた。

オルガズムを維持したまま、少し刺激するだけでも、逝くだろうと思い、次は何を仕掛けるか考えだす本郷であった。

ふと、思いついたことがある。


つづく

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