SM小説-31
美穂は無意識のうちに路地を曲がり、ラブホテルのネオンが
眩しい中を腕を組んで歩く聡達の追った。
(私の勘違いよね…聡…貴方…姉さんを裏切ったりしないわよね)
美穂は祈る思いを心の中で呟きながら、人ごみにまみれて聡達の後を追った。
(ま…さか…)
あと数メートルでホテル街を抜けようとしたその瞬間、聡は
連れの女の子に腕を引っ張られるように、一軒のラブホテルへ消えた。
美穂はラブホテルへ消えた聡達を追う事も出来ず、しばらく
その場で呆然と立ち尽くしていた。
「…よぉ~~おねぇちゃ~~ん、一緒に飲みにいかな~い」
美穂は、7時前だというのに既に完全に出来上がった中年のサラリーマン風の
二人組の声に我に返り、その場から逃げるように自宅へ走った。
帰宅後、美穂はしばらく部屋の電気もつけずに一人ダイニングに座り、聡への
想いに踏ん切りをつけようと物思いに耽っていた。
(私…何で聡の彼女に嫉妬なんかしてるの…)
美穂は、胸が締め付けられるような切ない想いに襲われながらも、聡の行動を
受け入れようとした。
(聡がこういう体験をしても恥をかかないように性教育したんだもの)
眩しい中を腕を組んで歩く聡達の追った。
(私の勘違いよね…聡…貴方…姉さんを裏切ったりしないわよね)
美穂は祈る思いを心の中で呟きながら、人ごみにまみれて聡達の後を追った。
(ま…さか…)
あと数メートルでホテル街を抜けようとしたその瞬間、聡は
連れの女の子に腕を引っ張られるように、一軒のラブホテルへ消えた。
美穂はラブホテルへ消えた聡達を追う事も出来ず、しばらく
その場で呆然と立ち尽くしていた。
「…よぉ~~おねぇちゃ~~ん、一緒に飲みにいかな~い」
美穂は、7時前だというのに既に完全に出来上がった中年のサラリーマン風の
二人組の声に我に返り、その場から逃げるように自宅へ走った。
帰宅後、美穂はしばらく部屋の電気もつけずに一人ダイニングに座り、聡への
想いに踏ん切りをつけようと物思いに耽っていた。
(私…何で聡の彼女に嫉妬なんかしてるの…)
美穂は、胸が締め付けられるような切ない想いに襲われながらも、聡の行動を
受け入れようとした。
(聡がこういう体験をしても恥をかかないように性教育したんだもの)