茉莉-23
(えっ、もう許して、どうするの?)
いつのまにか、固定されていた腕輪の紐がはずされ、茉莉は立たされた。
『こっちへ来なっ』
茉莉は宏と拓也に両脇から抱えられるようにして、ベンチの脇の木陰に連れて行かれ、二人の前で座らされた。
茉莉は、怖くて二人に懇願した。
「いや、ねぇ…だめ…お願い~しないでっ」
『しないで?って何を?…そうだな…おまんこに入れないでって言えたらしないよ。言える?』
「…ぉまんこに入れないで」
『えっ、聞こえないよ。もう一回、ちゃんと言いな。おまんこに入れない
でくださいって』
「お・・おまんこに入れないでください」
『もう一回』
「おまんこに、入れないでくださいっ」
茉莉は、必死に言った。涙が頬を伝った。