茉莉-28
(本当に脱ぐの?ここで~? ああ…本気だよね、真希様…)
茉莉はあきらめとも戸惑いともつかない表情で、バイブを押さえていた手をはなし、カーディガンの前のボタンをはずした。
脱ぐのには勇気がいる。なんどもためらいながらも結局、カーディガンを脱いだ。
遠めにはタンクトップを着ているように見えるはずだ。真希は自分にそう言い聞かせた。
泣きそうな顔で真希の方を見る茉莉だったが、真希は無表情で許してくれそうもない。
ウェイトレスがオーダーしたものを運んできた。思わず肩を丸め、両手で胸を隠し、足を閉じてしまった茉莉を、真希が目で制する。
(あぁ、どうしても見せなきゃいけないの…?)
茉莉は先ほどの公園と同じように鼓動が激しくなり、心臓が飛び出しそう
だった。あまりの興奮で頭の中が真っ白になる。
「お待たせしました。はっ…」
先程のウェイトレスが、アイスティーをテーブルに置いた。
まともに顔を上げることもできない茉莉だったが、そのウェイトレスの視線は痛いほど感じた。
(あぁ、見られてるぅ…気づかれてるわ、きっと。全部見えてる…はしたない格好…ゃあぁぁぁ)
茉莉はあきらめとも戸惑いともつかない表情で、バイブを押さえていた手をはなし、カーディガンの前のボタンをはずした。
脱ぐのには勇気がいる。なんどもためらいながらも結局、カーディガンを脱いだ。
遠めにはタンクトップを着ているように見えるはずだ。真希は自分にそう言い聞かせた。
泣きそうな顔で真希の方を見る茉莉だったが、真希は無表情で許してくれそうもない。
ウェイトレスがオーダーしたものを運んできた。思わず肩を丸め、両手で胸を隠し、足を閉じてしまった茉莉を、真希が目で制する。
(あぁ、どうしても見せなきゃいけないの…?)
茉莉は先ほどの公園と同じように鼓動が激しくなり、心臓が飛び出しそう
だった。あまりの興奮で頭の中が真っ白になる。
「お待たせしました。はっ…」
先程のウェイトレスが、アイスティーをテーブルに置いた。
まともに顔を上げることもできない茉莉だったが、そのウェイトレスの視線は痛いほど感じた。
(あぁ、見られてるぅ…気づかれてるわ、きっと。全部見えてる…はしたない格好…ゃあぁぁぁ)